日本後から英語に直訳できないもの
はいくつかあります。
私たちが普段の生活の中で、
何気なく使っているけども、
いざ英語に直そうとすると
何かしっくりこない言葉、
今回はの中の1つの言葉を
ご紹介します。
「行ってきます」「行ってらっしゃい」
日本語には、家を出るときには「行ってきます」
見送る人は「行ってらっしゃい」と言う
定番表現があります。
その人がどういう気持ちで家をでるのか、帰って
来たのかはあまり気にすることなく、どんな時
でもこの表現があてはまります。
英語にはそのような便利なフレーズはなく、
特に「行ってらっしゃいは」その時々で
言葉を使い分けます。
例えば、
「行ってきます」→I' m leaving now. 今から出発するよ。
I'll see you later. また後でね。
に対して、その人がいつも通り学校や会社に行く時、
または何か楽しい場所に向かう時は、
Have a good day! / Enjoy your day! 楽しんできてね。
で送り出す場合が多いです。
いつもと同じ場所に行く時でも、今日は疲れて行く気
がしない、でもいかないと、という状況では
Don't work too hard. 頑張りすぎないでね。
(日本語では”頑張って”と励ましますが、英語では
あまり言いません)
試験やプレゼンが控えている日には、
Good luck!! / You can do it! 大丈夫、上手くいくよ。
車で長距離を移動する必用がある時には、
Drive safety. 安全運転してね。
という具合に、出かける人の気持ちや状況に合わせて
声をかけます。
日本でも、例えば入学試験に行く子供を送り出す親は、
「落ち着いてやれば大丈夫だから、しっかりね。
いってらっしゃい。」
などと、相手を気遣う言葉を掛け、その後に「いってらっしゃい」
を付ける場合が多いと思います。
でも英語には「行ってらっしゃい」と言う定型表現がない
ので、送り出す相手に対する気遣いの言葉=いってらっしゃい
の代わりに使っているのです。
何か特別なことがある時はいいけど、何もない時には
定型表現がないと何を言っていいのか分からない、と
思っている人も多いみたいですが、
前述した
Have a good day!
はいつもと変わらない生活の時に使えますし、
もっと簡単に
Bye! じゃあね。
だけでもokです。
日本語は便利なことばで、他にも状況が全く違っても
1つのフレーズで言い回しが出来てしまう言葉が
いくつかあるので、そんな言葉をまた順次ご紹介
していきます。