新型コロナウイルスの影響で延期になった
英検実施日まであと3週間程となりました。
今まで、単語・熟語の穴埋め問題、長文
問題、リスニング問題の解き方のコツを
書いてきましたが、今回はライティング問題
のコツを書きます。
3級以上の級を受ける場合は、ライティング
問題が1問含まれます。
各級に1問づつしか出題されないのですが、
その分配点数が高いので、しっかりと対策
を取る必要があります。
2016年に採点方法が変更されてから、1次試験
では聞く・読む・書くがバランス良く取れない
と合格出来ないようになりました。
その為、ライティング問題でもし0点を取って
しまうと、他の箇所がどれだけ良くても、合格
出来ません。
ライティング問題は、答え方のパターンが決まって
いるので、そのパターンを覚えてしまえば比較的
簡単に答えらます。
それぞれの級のパターンは、英検協会のH.Pでも
紹介しているので、そのパターンをしっかりと覚えて
おいて欲しいのですが、今日は全ての級に共通して
言えるライティングのコツをお伝えします。
まず、これは英検に限ったことではないのですが、
普段から自分の言いたいことを瞬時にまとめる練習
をしてください。
ライティング問題に掛けられる時間は、せいぜい15-20
分です。
その時間の中で、自分の言いたいことを整理して、
それを英文に直すのは、一発勝負で出来ることでは
ありません。
普段から、ニュースや新聞を見て、自分だったら
こういう意見だな、と思う癖を付けてください。
ただ、英検のライティングは必ずしも自分の真の意見を
書かなくてはいけない訳ではありません。
本当は賛成だけど、反対意見の方が英語で書きやすい、
と思ったら、反対意見を書いても大丈夫です。
自分の意見ではなく、一般的な意見として書いても
大丈夫です。短い時間の中で、自分の知っている英単語
で正しい英文が作れることが重要ですので、普段から
いろんな意見に触れて、例えそれが自分とは違う意見
だったとしてもいろんな英文を作る練習をしてください。
ライティング問題は、質問の主旨に合っていない回答
の場合は、それが完璧は英文法で書かれていたとしても
0点になってしまいます。
ですので、問題文をしっかりと読んで、出題者の意図を
読み違わないように気を付けてください。
例えば、”大学生は、もっと積極的に留学をした方ばいい
か?”と言う質問では、高校生や社会人ではなく、大学生
に沿った答えを書かなければ正解になりません。
問題文をしっかりと理解したら、自分の立ち位置を決めます。
賛成か反対か?という問題ならどちらで書くのかしっかりと
決める。どう思うか?という問題ならば、自分の意見として
(真の意見ではなかったとしても)こう思う、としっかりと
書くことを決めてください。
そして、途中で意見がブレない様にしてください。
賛成意見だったのが、理由を書いている途中で何となく反対
っぽくなってしまった...では、点数はもらえません。
ライティング問題は、英語の能力だけではなく、文章構成の
能力も採点基準になります。
読み手がしっかり理解できる文章、途中でブレずに一貫した
意見が言えているかも採点基準です。
また、細かいことでは、句読点の付け方は適切か、短縮語を
使っていないか、なども採点に入ります。
日本語の作文の書き方と同じ様なルールですので、一度確認
しておいてください。