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英語にないニュアンス

投稿日時:2017/01/29 09:03


日常会話の中にも、英訳出来ない日本語独特の言い回しが結構あります。
例えば、「お疲れ様でした。」「ご苦労様です。」
何かをしたもらった時や、仕事終わりに相手を労ってかける言葉ですが、英語ではピンポイントの言葉はなく、ただ単に「Thank you」「See you tomorrow」などという言葉になります。
他にも「行ってきます」「ただいま」という表現も曖昧です。
「 I'm home」が行ってきます、に一番近い表現だと言われますが、欧米の実際の家庭ではまず使わない表現です。
「行ってきます」の代わりに「See you later.」「ただいま」の代わりには「Hi」がよく使われます。
食事の挨拶「いただきます」「ごちそうさま」も英語にはありません。
宗教的にお祈りをする人たちはお祈りの後に、そうでない人でも、料理が来たら何も言わず食べ始めます。日本の様に、全員揃うまで待つ、という習慣もありません。
食べ終わった時にも特にこれといった言い回しはありません。
食事の挨拶が習慣化している日本人にとっては、何か物足りない感じがしてしまいますが...。
しかし、食事をご馳走になった時などには、「Thank you for delicious dinner.」や「I enjoyed your dinner.」などと感謝の言葉を伝えます。

やはり日本語は、”他人に対する心遣い”の表現が細やかな言語だと感じますね。



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